物語りを書き換えてみませんか
親と子の仲直りを実践しようと思う時、参考になるのが、「物語りを書き換える」という発想ではないかと思います。
私が好きな物語りの一つが「泣いた赤鬼」です。
ご存じの方も多いと思います。
山里で暮らす赤鬼と青鬼は仲の良い友達でした。
人と仲良くなりたいと日頃から思っていた赤鬼の夢を叶えようと青鬼は協力することにします。
先ず青鬼が村へ行き、人の家屋を壊したり、人間たちを脅したりします。
そこへ鬼退治をするという設定で赤鬼が現れて青鬼を退治するのです。
その後、赤鬼は、村の人々と仲良くなってお互いの家を訪ねたり、ご馳走を振舞うのですが、気付いてみれば青鬼の姿を、すっかり見なくなりました。
それに気付いた赤鬼は山の奥深くにある青鬼の家を訪ねます。
すると青鬼の姿は見えずに、青鬼の家の玄関に張り紙があったのです。
「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。それで、ぼくは、旅に出ることにしました。長い長い旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。さようなら、体を大事にしてください。ぼくはどこまでも君の友達です。青鬼」
こう書かれた張り紙を何度も読み返しては赤鬼は涙を拭った・・・という物語りです。
※「泣いた赤鬼」をご存じない方は、いちどサイトで検索してお読みになって下さい。
実は、この物語りをハッピーエンドに出来ないか、と自問する人が、多くいて、
サイトを探すと相当の数の人が、「泣いた赤鬼」の後日談として、赤鬼も青鬼も両方が幸せになるには、どんな筋書きに変えることが、できるだろうか?という投稿がいっぱい有ります。
人と人とが良好な関係であったにも関わらず、この泣いた赤鬼の物語りのように互いに離れ離れになるという間柄になる事があります。
その経緯を振り返り見れば、相手の考えや言動が理解できない、我が意を分かってくれない・・・・等々の問題が、見えて来ます。
人と人との間柄は、一日の内で壊れることもあります。また短時間の内に、仲の悪かった人と人とが和解し、手を取り合う事も有ります。
そのために、仲良しだった2人が、いつ、なぜ、何をしたから、関係が崩れたのか?を慎重に吟味し、相手との仲を改善したいと強く願う方の方は、2人の間の食い違いを挙げて、そこに食い込んでいかねばなりません。
仲直りするという行動は辛抱強く取り組むしかないのですね。
親と子の関係改善の支援をしています。ご相談は無料です。お気軽に相談なさってみて下さい。
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